イタリアンパセリ

パセリの花

冬越しした2年目の春に花を咲かせます。直径5㎝ほどのセリ科特有の複散形花序、花軸が放射状に分岐して、ほぼ同じ長さの花柄に多数の花をつけます。人参なども同じです。

パセリの花

満開状態では、白っぽくて粉っぽい感じになります。

満開のイタリアンぱせり

1株でも地植えにすると大きくなり草丈80㎝ほどで分岐して、たくさんの花を咲かせます。

ヨーロッパでは平葉のイタリアンパセリが主流ですが、日本では葉っぱがクルクル縮れたモスカールドパセリが一般的。縮れ葉は、人間が品種改良によって生み出したもので、カビや病原菌が寄生しやすく自然界では不利な形です。パセリにしてみれば、余計なことしないでくださいですよね。

パセリは栄養素が野菜の中でもトップクラスです。ビタミンやカリウム、鉄分がとび抜けて多く、過酸化脂質を抑制するβカロテンも豊富で、食物繊維やクロロフィルなども含む、すごい野菜です。さらに種子には強い利尿作用があり、ドイツでは腎臓結石の治療薬として承認されているそうです。

一株あると、パスタにサラダに便利に使えて、美容と健康にもスーパーハーブです。